まちに還すコミュニケーション

場のチカラ プロジェクト|Camp as a participartory mode of learning.

双海キャンプ(ドキュメント)

ビデオでふり返る

2025年5月16日(金)から18日(日)の成果報告会までを記録したダイジェストビデオです。このビデオは、18日(日)の成果報告会で上映しました。

◉撮影・編集:吉田 優斗・堀合 詩織


2025年5月18日(日)|成果報告会のようす

双海キャンプ(ポスター)

ポスターをつくる

今回は、5名のかたがたにインタビューをおこない、ひと晩でポスターをつくりました。“ポスター展のポスター”をふくめて6枚。ご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。

ふたみの人びとのポスター展
  • 会期:2025年5月18日(日)12:30〜
  • 会場:ふたみ潮風ふれあい公園(潮風ふれあいの館 1F 研修室)(〒799−3207 愛媛県伊予市双海町高岸乙869-2)
    • 成果報告会 12:30ごろ〜(ふり返りビデオ上映 13:00ごろ〜)成果報告会は終了しました。ありがとうございました。

2025年5月18日(日):成果報告会

 

 

 

 

 



双海キャンプ

ふたみで考える・つくる

更新記録
(2025-5-11)ページを更新しました。(ポスター展会場の詳細ほか)
(2025-5-3)ページを更新しました。(きっかけ/つながりの系譜)
(2025-3-3)双海キャンプ(愛媛県)のページを公開しました。

フィールドワーク型のワークショップを「キャンプ」と呼んで、学生たちとともに全国のまちを巡っています。まちで出会った人びとに話を聞いて、ひと晩でポスターをつくります。やや荒削りではあるものの、まちに暮らす人びとの姿をできるかぎり自然に映しとり、ことばを添えます。「まちに還す」ことの大切さと面白さを味わいながら、ポスターづくりのプロジェクトは15年近く続いています。

◎キャンプ(2004〜)2025年3月3日現在 → 地域別インデックス 
https://camp.yaboten.net/entry/area_index

【きっかけ|つながりの系譜】(2025-5-3追記)

学生たちとともに47都道府県を踏査しようという試みは、もう20年くらい続けていて(ポスターづくりは15年くらい)、コンプリートまで残り3府県となりました。四国、九州ともに残り1県、昨冬に大分に出かけたので、こんどは愛媛へ。

ここ数年は、いよいよ「白地図塗り」が終わりそうだということで、行き先を決めるのは比較的簡単です。このあとの順番としては、愛媛→長崎→京都 です(京都はいちおうぼくの生まれ故郷なので、フィニッシュは京都と決めていました)。もしかすると、今年中(今年度中)に終わるかもしれません。愛媛については、直接の知り合いがいないので、ウェブを検索。たいてい、地域おこし協力隊のみなさんの活動は公開されているので、そこを「入り口」に自治体のウェブやFacebookを徘徊していると、少しずつようすがわかってきます。

そして、ウェブを検索していたら「泊まれる喫茶店 ポパイ」にたどり着き、見るからに(地図で見ればすぐわかる)素敵なロケーションなので、上田沙耶さんにいきなりメッセージを送りました。それが、2024年12月の末のことでした(大分での「別府キャンプ」を終えて帰ってきた余韻のなか)。
じつは、これ、昨年の5月に徳島県の美波町に出かけたときとおなじやり方です。美波町のときも、「地域おこし協力隊」「徳島県」で検索して、「地ビール地域活性化プロジェクト事業」にかかわっている熊谷亜未さんにたどり着き、(いきなり連絡をして)3月に下見、5月に実施という流れで「美波キャンプ」が実現したのでした(2024年5月)。

なので、今回も、「泊まれる喫茶店」をきっかけに、3月に下見、5月に実施という感じを想定していました。年が明けてから上田さんとつながり、1月中旬にオンラインで話をして、その後のやりとりで5月の実施についてご協力いただけることになりました。1月末には具体的な実施の日程も決まり、「ポパイ」に逗留できそうだということを確認しました。

そのあとは、ぼくのほうも「フィールドワーク展XXI」やZINEの展示「The Selfish Zine」などあって(学期末だし)、かなりドタバタしていて、3月の初めになってから、下見の計画を打診しました。なんと…ちょうどそのタイミングで、上田さんが市議選(伊予市)に出馬を決めたことを知ります。いきなりFacebookで決意表明を見て、調べたところ投票日は4月20日なので、おそらくそれまではかなり忙しいはず(今回については、下見は断念することに)。日程はすでに学生たちに伝えてあって、チケットの手配などすすめているので、「双海キャンプ」は、とにかく決行。そんな感じで投票日を待ちました。

結果は、上田さん、ぶっちぎりでトップ当選(㊗️おめでとうございます!)。これはスゴい。スゴい、と感動しながらも、「キャンプ」のほうは準備がすすんでいないので、4月21日(投票日の翌日)に連絡を再開。というわけで、今回の「双海キャンプ」は下見をすることができず、さらに細かい調整や打ち合わせもままならないまま進行していましたが、無事に実現となりそうです。

双海キャンプ
  • 日時:2025年5月16日(金)〜18日(日)(現地集合・現地解散)*16日は移動日
  • 場所: 双海町(愛媛県)
  • 参加メンバー:加藤文俊研究室 13名(学部生 12名・教員 1名)*5月1日現在 *ゲスト参加者あり(予定)

📢  プレスリリース:双海キャンプ(フィールドワーク)について → pr_250510.pdf

スケジュール(暫定版)

5月16日(金)
  • 16:30ごろ 集合:海に恋する泊まれる喫茶店 ポパイ(〒799-3207 愛媛県伊予市双海町高岸甲956-5)(予定)
  • 17:00 オリエンテーション
  • 17:30ごろ〜 夕食
5月17日(土)
  • 10:00 オリエンテーション
  • 10:30ごろ〜14:30ごろ インタビュー/フィールドワーク(グループごとに行動・取材先に応じて随時スタート)
  • 15:00ごろ〜 デザイン作業(グループごとに行動):インタビュー/フィールドワークで集めてきた素材をもとに、編集作業をすすめます。
5月18日(日)
  • 00:00 ポスターデータ提出(時間厳守)
  • 10:30ごろ〜 ポスター展準備 会場:ふたみ潮風ふれあい公園(潮風ふれあいの館 1F 研修室)(〒799−3207 愛媛県伊予市双海町高岸乙869-2)
  • 12:30ごろ〜 「ふたみの人びとのポスター展」潮風ふれあいの館 1F 研修室
  • 成果報告会 12:30ごろ〜(ふり返りビデオ上映 13:00ごろ〜)
  • 14:30ごろ〜 解散

Photo: 2025年5月17日(土)

パスタキャンプ(ふり返り)

キャンプをふり返る

🍝🥗2025年4月26日(土)に実施した「パスタキャンプ(パスタ対決)」のふり返りです。実施後、Googleフォーム経由でいくつかの観点から回答を集めました(回答率100%)。以下の回答は原文のまま。

1:今回の「パスタキャンプ」の試みをふり返って、気づいたこと、感じたことを書いてください。(素朴な感想)

初めてパスタキャンプの話を聞いた時は、驚きと不安の方が大きくてパスタのことで頭がいっぱいだった。というのも、家で滅多にパスタを作らないこと、ほぼ初対面の優斗さんとペアになったこと、パスタキャンプの想像がつかなかったことなどなど。
でも当日は本当に楽しくて参加して良かったー!と心から思った。朝からスーパーに行って小窓から緑豊かな景色を見ながら料理をする。健康的で充実感に溢れた土曜日の午前中だった。パスタだけでなく、みんなで分け合うスープもサラダもみんなで協力して作り上げる時間がとても素敵だった。ゆるやかな対決が全員との距離を縮めてくれた気がする。研究会に入ってまもない私にとって、先輩方と素に近い状態で仲良くなれる機会になってすごく良かった。

今回のパスタキャンプを通して、あらためて人それぞれの“得意”っていいな、と思った。料理が得意な人が手際よく進めてくれたり、家庭菜園のハーブを持ってきてくれた人がいたり、飲食店てまバイトしていることを活かせたり。各グループの中で、自然とそれぞれの強みが役立っていたのが印象的だった。みんなで一緒にごはんを作る、というシンプルなことの中に、意外といろんな個性や経験がにじんでいて、面白かった。

学年も所属年数も違う、ほぼ初めましてのグループであった。その中でなんとかやり取りを続けながら、対面やzoomで話し合いをして当日を迎えた。2000円という予算が決められていたので、ショップ選びから勝負は始まっていた。話し合いの中で選んだスーパーに行き、いろいろな種類のある中からこれが良い、あれが良いと言って食材を決めた。調理では自然とゆるやかな役割分担ができていて、具材を切ったり、炒めたりと順調に進んでいった。他のグループの進捗を見つつ、最高の状態でパスタが出せるように、工程を止めたり、雑談をしたりしながら作業を進めた。その過程でお互いをそこはかとなく知ることができ、仲を深めることができたように思える。料理をするためには料理にかけるそれ以上の時間のやり取りが必要であると分かった。どんな料理にするのか、何を買うのか、誰が何をするのか。そして協力なしで料理は完成できない。話し合いを進めていく中で、グループ内での関係性がちょっとずつ築かれていき、私一人では決してできないであろうパスタが完成した。料理そのものや料理を通したコミュニケーションはとても楽しかった。

  • パスタはごはんPのような大人数で食べるときの食材として向かなそうだと思っていたが、意外に伸びなく少し冷めても美味しく食べれると知った。
  • パスタというジャンルでもアマトリチャーナやボロネーゼ、ジェノベーゼなどいろんな種類があってそれぞれ少しずつ食べれて美味しかった。
  • お昼時にご飯を食べるという目的で滞在棟で短時間過ごすだけでも、会話がたくさん生まれたりその人の性格が垣間見えるのが面白かった。

ご飯を一緒に作る、食べるという行為は仲がいい人はもちろん、そうではない人との距離を縮めるいい手段だと改めて思った。特に「作る」ことは、面と向かっているわけでもないのでお互いに自然体でいられるうえ、会話に困っても手を動かしていれば時間が過ぎる。食材について、作り方について、味についてなど、話題のタネもたくさん散らばっている。ミリ単位で調味料を入れているとこ、率先して片付けをしているとこ、お皿に盛り付けるとこ、いろんな場面に相手のことを知るきっかけが落ちている。これからは、誰かと仲良くなりたいときは「一緒にご飯つくろ」と誘ってみるのもいいかもしれないと思った。

買い出しから調理までをメンバーで話し合いながら進めていけたことがとても楽しかったです。自然と会話が生まれ、誰かと「つくる・たべる」ことの心地よさを、あらためて実感しました。
調理に関しては、今回はパスタという料理の特性もあり、茹で上がりとソースのタイミングや、完成してから食べるまでの時間の調整が思った以上に難しく感じました。汁気を少し多めに残しておくと、時間が経ってもパサつかず美味しく食べられることに後から気づきました。

他の班が何のパスタを作るのか知らなかったので、「その手があったか」と驚いた。自分達の班で作ったというより、他の班からもらった具材や逆にあげた具材もあったのでみんなで作り、みんなで食べたという感じが楽しさを増すことになったと思う。

2:あなたのグループでは、どのような方法・方針でパスタづくりに取り組みましたか?印象に残っているエピソードを紹介してください。

 前日に優斗さんとドコモハウスで作戦会議。作戦会議と言っても、お互い話すのは初めてで少しぎこちなくも、静かな場所でゆったりと好きなパスタの話をした。レシピサイトやYouTubeを参考に作りたいパスタの方向性を決め、アレンジすることにした。
<そして決まったこと>
①トマトベースのパスタ
②少ない材料で美味しく作れる手際のいいパスタ
③失敗しないパスタ(本来作る予定だった暗殺者のパスタはリスクが高く当日に変更)

私たちのグループでは、まず私がバイト先で人気のあるパスタや、みんなが好みそうな食材を提案し、それをもとに文太郎さんにレシピを考えていただいた。そこからは、文太郎さんを中心に、加藤先生と私の3人でうまく役割分担をしながら調理を進めた。
印象に残っているのは、私が「料理苦手なんです」と何度も言っていたにもかかわらず、文太郎さんが私にもちゃんと“意味のある仕事”を振ってくれたことだ。私が手際よく動けなくても、焦らせたり責めたりすることなく、自然にフォローしてくれて、その安心感がすごくありがたかった。

他の班と被らないように、かつレシピ通りではなく一工夫加えたものを作ろうとまず初めに決めた。調べれば調べるほどたくさん種類のパスタが出てきてしまうので、何とも悩ましいところであったが、(半分以上私のわがままで)トマトベースのパスタを作ることにした。最初は一工夫ということで直焼きの工程が入っていたのだけれど、難しいとのことだったので、当日の買い物のときに作るものを変更して、似通ったトマトベースのパスタを作ることにした。メンバーがイタリアンのシェフから教わった知識を活かしながら、お互い焼き加減を見つつ料理を進めていったので、想像以上に美味しいパスタを作ることができた。

  • ゆうかちゃんのアボカドを使いたいという方針から、パスタの色は緑にしようと思いつき、ジェノベーゼにワカモレを添えるという新しいパスタを生み出した。ワカモレ係、ジェノベーゼ係、ベーコンカリカリ係と作業を上手に分担したことで、餃子キャンプと比べて滑らかに作業ができたのでよかった。
  • バジルとピーナッツをハンドミキサーで細かくしてジェノベーゼのソースを作る時やワカモレを作る時の塩加減をみんなで味見して納得する塩梅に調整したのがこだわりの一つだった。

前回の餃子キャンプで一緒に悔しい思いをした蓮見と今回も同じグループだったので、「今度は王道で勝ちをつかみ取ろう」とボロネーゼを選んだ。特に工夫したのはお肉である。お肉は一旦お団子みたいに小さく丸め、潰しながら焼いていくことで存在感を出した。最後におうたくんの自宅で育てているフェンネルをのせて完成!私たちのグループは誰かが指示をするわけでもなく、みんなが「やった方がよさそうなこと」に自分で気づいて手を動かしていた。もちろん「これくらいでいいかな?」と会話をすることもあったが、気配を感じながら相手のしそうなことを想像しながら動いていることの方が多かった気がする。最終的に美味しいパスタができて満足!

私たちのグループでは、定番のパスタメニューをレシピ通りに忠実に再現する方針で取り組みました。味の安定感を大切にしつつ、丁寧に工程を進めることを意識しました。印象に残っているのは、グループの一人が家庭菜園で育てたハーブを持ってきて、仕上げに添えてくれたことです。手作りのものが加わることで、既製品にはない温かみが生まれ、一気に料理の完成度が上がったように感じました。

シンプルなパスタを凝った作り方をすることで印象に残そうとしました。シェフの作り方を参考にしたり、旨みを凝縮させようとしました。

3:今後に期待すること、改善点、リクエスト、提案などなど、自由に(なるべく具体的に)書いてください。

国ごとの料理を作ってみたり、コース料理を作ったりなど普段はできない難しい料理にもみんなで挑戦してみたいです!昼間の雰囲気もいいですが、滞在棟で泊まる体験も気になります...!

とても楽しくて満足度の高い体験だったので、大きな改善点は正直思いつかない。ただ、個人的には「料理が得意じゃない人でも活躍できる役割」が自然と生まれていたのがありがたかったため、今後もそういう“誰でも参加しやすい工夫”が続いていくと嬉しい。たとえば、最初に簡単な役割の例を提示してくれるだけでも、料理に苦手意識がある人には安心材料になるかもしれない。

パスタのような具材や何をベースにするかによって個性の出やすい料理をテーマにするのはとても良いと思います!(冬にやるなら時間はかかりますが鍋とか良いのではないでしょうか)

IHや作業台の数がそれほどなく、広くもないので今回のような3人の3-4グループがちょうどよいと思います。メンバーはなるべくごちゃまぜの方が良いかも…(今回はあみだくじで決めたものの、やや固まってた気がします)

長崎キャンプの前の夏休み期間に、肩慣らし的にもう一回やるのもありかもしれません。

本当に楽しかったです!また参加します!

  • 1人100g想定で作ったが、ソースやサラダも合わせるとおなかいいっぱいになって食事の最後の方がきつかったので一人前80gくらいで作るといいと思った。
  • パスタを作るのがどの班も割と早くできたので、スープやサラダなどの他の副菜も各班で担当しても良いと思った。

やはり、同じメニューをグループごとにアレンジして作るのは楽しい。「そっちは何を作るの?」と他のグループとの会話も多い気がする。
メンバー間の仲も自然と深まるので毎学期やりたい!4年生になるとなかなか 1〜3年と関われる機会がないので、今回みたいに学期のグループを解体して学年ごちゃ混ぜで組むのが良さそうだと思った。

次回は丼ぶり対決をしてみたいです。ご飯ものなので、パスタよりも完成のタイミングは合わせやすそうだなと感じました。

今後もこの企画が何度も行われることを期待しています。春、秋学期で1回ずつが理想だと思います。