まちに還すコミュニケーション

場のチカラ プロジェクト|Camp as a participartory mode of learning.

桜丘フィールドワーク(折り本)

折り本をつくる

2018年8月7日(火)

3日目は、4つのグループに分かれて(今回の参加者がちょうど8人だったので、4ペアになった)、それぞれの観点から桜丘町をとらえて、「折り本」をつくった。A3サイズで面付けしておいて、下図のように中央に切り込みを入れて折りたたむと、8ページのちいさな本になる(仕上がりはA6サイズ)。

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まちなかでメディアをつくるときは、コンビニのプリンター(複合機)を活用すると便利だ。PDFファイルを出力することはもちろん、たとえばネットプリントのサービスをつかえば、「折り本」を配布(配信)することもできる。
現場でつくる(形にする)のは、いつもの「キャンプ」とおなじ。桜丘町で、桜丘町を素材にした4種類のちいさな本がうまれた。[折り本をまとめてダウンロードする http://fklab.net/pdf/sakuragaoka_orihon.pdf

 

◎THE COLOR OF SAKURAGAOKA(比留川 路乃+小梶 直)

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“THE COLOR OF SAKURAGAOKA”は、桜丘のまちの色をテーマとした折り本だ。私たちが気になった「色」をとおして桜丘を歩けるよう、ヒントとなるスケッチとともに写真を載せている。

 

◎桜丘 コンビニ歩き(牧野 岳+笹川 陽子)

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この冊子では、桜丘付近のコンビニ10店を紹介している。紹介といっても、「どこにどの会社のコンビニがある」という紹介ではない。編集者が全てのコンビニを歩き回った経験から、独断と偏見で10店を評価した。均質さの象徴であるコンビニから、それぞれの土地柄がわかる。そんな一冊になっている。

 

◎桜丘町の頑固な自転車たち。(小島 信一郎+ピッチャー スパンタリダー)

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桜丘には多くの放置自転車があった。私たちは街を歩き、それらを探した。面白いことに多くの自転車は街の周り、つまり坂の下にあった。坂を登ることを諦めた人が置いていったのだろうか。様々な場所で見つけた放置自転車をジャンルごとにまとめてみた。この本で桜丘の自転車達を知ってほしい。

 

◎桜丘 左回りツアー/桜丘 右回りツアー(太田 風美+久慈 麻友)

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今回私たちは、折本の特徴を活かし、右からも左からも読むことができる桜丘ツアーガイドを作成した。実際に歩いてみて感じた印象や特徴をもとに、桜丘をエリア分けしてそれぞれ名前をつけた。この本を片手に桜丘を歩けば、まるで某テーマパークにいるかのような気持ちを味わえる。かもしれない。