まちに還すコミュニケーション

場のチカラ プロジェクト|Camp as a participartory mode of learning.

ぎょうざキャンプ(ふり返り)

キャンプをふり返る

2023年10月21日(土)〜22日(日)にかけて実施した「ぎょうざキャンプ」のふり返りです。実施後、Googleフォーム経由でいくつかの観点から回答を集めました(回答率100%)。以下の回答は原文のまま。

1:(全員)今回の「ぎょうざキャンプ」の試みを、グループワークという観点からふり返って、気づいたこと、感じたことを書いてください。

まず、グループワークのメンバー全員でぎょうざキャンプに参加できたこと、餃子づくりを通しておそらく同程度の楽しさを共有できたことは、今後グループワークを2月の展覧会まで続けていく上での支えになりそうだなと思いました。また、共同調理を試みたことで、おそらく普段のグループワークの積み重ねだけでは知ることが難しかったであろうメンバーの意外な一面などにも気づくことができた感覚がありました。ふたりが私よりずっと料理経験や知識が豊富だったので、ふたりの手際のよさに驚くばかりでした。グループワークでもふたりが率先して意見したり活動をすすめたりできるような場をつくれたらいいなと感じました。ほかには、共同調理の最中に、ふたりがずっと食べ物の話をしていたのが印象的でした。これまで私自身は、自分が食べ物や食べることに対して関心があるほうだと思っていたけれど、2人からの食の好みなどに関する質問にすんなり答えられなかったことに自分でびっくりしました。

普段とはトピックに対する知識量とか経験値が異なる、"料理"にグループで向き合ってみて、えりこさんの発表でおっしゃっていたことに近いものを感じた。先輩に指示を出す立場になったり、サポートする側になったり、それぞれが普段と少し異なる立場にいて、先輩・後輩以外の関係性が絡まっていて不思議な感覚だった。何かゴールが決まっている(例えば今回は餃子を時間内に作り終えることが決まっている)と、そのためにやることが明確化されているので仕事が振りやすいが、ゴールが決まっていない時に、何をしなくてはならないということが決まっていないからこそ、フィールドワークはグループみんなでの協力体制が大切なのだなと思った。

今まではゴールが見えない中おかもちについて考える、という関係でしか話してこなかったので、「餃子を50個作る」という明確なゴールが目の前にあることでコミュニケーションが取りやすかった。街で待ち合わせをして買い物をする、荷物を運ぶ、一緒にバスに乗る、調理する、のどれもがすでに仲のいい人としかしたことがないことだったので、不思議な気持ちになった。3人で同じことをするとそれぞれの行動のペースの違いがちょっとだけ見えたり、それを補おうとしたり、一人一人のペースから3人で行動する時のペースへと変わっていく感覚があって楽しかった。
片付けも終わって制限時間もトークテーマもない中で話すと、思っていたよりも相手のことを知らなかったことを知った。

グループワークはじめたてのタイミングに一緒に料理をすることで、自分のグループのメンバーの性格を理解しやすくしたり、一定レベルの競争環境に身を置くことでチームの一体感を感じながら、おなじ目標を掲げて奮闘することができる良い機会だと感じた。また、先輩後輩の立ち位置がありつつ壁が徐々に溶けているようにも感じ、自分の意見を発しやすい関係性を気づく機会でもあるように感じた。

一つのパソコンの画面を囲って話しながら、去年のあゆなさんの卒プロのことを思い出していた。4人で話したことはあまりなかったけど、緩やかに時間が進行して、何か大切なことを共有できた感じがした。

対面で話し合うきっかけとなってよかったです。

グループごとに餃子の中身も違えばつくり方(その場その場で決めていくのかまずはしっかり型を守ってみるのか)も違えばそこに生まれる会話も全然変わってくるということを改めて気づいた時間でした。買い出し〜片付けまで誰かと食の場面をつくることは今まで何度も友達とやってきた記憶のある行為だけれど、その空間には1チームしかいないのが普通なので、隣のグループでどんな会話が生まれてどんな餃子がつくられたのか自分達の班との違いが露わになって興味深かったです。改めてコミュニケーションや共食として捉えていくと見える部分が全然変わってくるのだなあということに気づきました。そして、今回のキャンプにおいて"名付ける"という行為が繰り返されていたのが記憶に残っています。私たちは一言で何を伝えたいのか、それがより魅力的に伝わるためにはどんな名付けを行えばいいのか、餃子名しかりグループ名しかりおかもちのプロジェクト名しかり、名付けにもそこまでのチームの思考の過程をリアルタイムで見れる感覚が同じテーブルを囲むキャンプの醍醐味でした。

レシピを見ないで感で作っていく感じが、オカモチの私たちなりの答えを探していく過程に似ていると思った。この餃子を作ってからグルワにいく流れがすごくよかったと思う。いつの間にか距離が縮まっていた。距離を縮めようと思って過ごすより、スピードが早かった。自分たちがどこまでこだわると、どの程度満足するのか、基準を知れたこともこれからに繋がっていくと思う。

同じ学年(しかも最高学年)4人でのグループワークになった。普段は2人ないしは3人で行う動画作成を4人でやったということもあり、円滑に行くか心配ではあったが、うまく役割を分担して、編集もかなり円滑にいった。4人でグループワークをやったことがあったわけではないが、長く一緒にいるもしくは、ちゃんと話したことがある研究会メンバー(あやかとは2春から、えりことは3秋のグルワ、ももたとは焼きながらのペア)であったため、前提としてやりやすいメンバーだったのかもしれない。最上級生として全体を見て、そのまとめとしての動画を作成するという構成はかなりよかったと思う。

「いっしょにたべる」ことは春学期から研究会などで多くの機会を作ることができていたが、「いっしょにつくる」機会は思ったより少なかった気もしたため、新鮮だった。グループのメンバーが分担しながらも、同じ目線を向くという工程はグループワークを集約したような感覚もあった。また、全員特段料理スキルが抜群に高くもなかったこともあって、いい意味での「わちゃわちゃ感」があった。この調理中の偶発性と温度感を、そのままグループワークに移行できるようなおかもちを作りたいと思う。

自分はおかもちのグループワークはしていませんが、ぎょうざを作るみんなを見ていて、調理を通したコミュニケーションはやはり面白いです。単純にチームで同じものを作っているのもあるし、おのずと気遣いや細かい所作がよく見えるので、良くも悪くもそれを見せ合うことで強制的に相手への理解が深まっているのではと感じました。
4年生としてのグループワークという観点では、一人で取り組む卒プロに不安を抱いていた私にとって、4年生でチームとして動ける機会が嬉しかったです。

グループワークという形で、全体で動く時と比較して自分の役割が明確に与えられている点が非常にありがたかったです。メンバーの関係で2人のグループ(ペア)だったため、買い物時点では距離感の詰め方やグループワークそのものに難しさを感じていましたが、(グループでのゴール以上に相手のペースに合わせる、ということをゴールにしたくなってしまうため)調理の際には四年生のももたさんが映像担当としてほぼグループの一員のような形で参加していただけたことが本当にありがたかったです。映像という目的で、それぞれに積極的に不自然にならずに話題を振っていただけたことで、場の空気も一気に明るくなり、話しやすい雰囲気になったことでコミュニケーションもとりやすくなり、相手のことを理解できるようになりました。

今回のキャンプでは、グループでお互いのことがまだ知れていないことを言葉で確認し合い、前よりもいろんなことを素直に言い合える関係に近づくことができた気がした。餃子作りから最後のおかもちの話し合いまで、ずっとグループで笑いながら作業していたのが印象に残っている。笑いの沸点が3人とも低いからこそ、ずっと笑顔で話していられる空気感が生まれているのだと気づいた。不思議とキャンプ後に行ったグループワークでは心が開いた状態で取り組むことができた。今回のキャンプでの打ち解け方をヒントに、今後のワークにも繋げていきたい。

みんなで同じ目標に向かって調理することで、お互いがイメージする動作や手順を共有する必要があり、自然とコミュニケーションが広がりました。思い描いた通りに料理ができなくても、柔軟に新しいアイデアを出し合うことができました。オリジナルの作品を作り上げた時は達成感を感じました。結果はどうであれ、グループだけの作品ができたという特別感が生まれて、グループの絆が深まりました。

3人のグループで2人という人数で餃子を作ったので、グループワークというより2人で作った感があった。調理をしながら話すので、会話が途切れても気まずさを感じなかったのが特徴的だった。会話の内容でお互いの身の上話を話したことで距離感が縮まった気がした。

2a:(調理したひとのみ回答)あなたのグループでは、どのような方法・方針で餃子づくりに取り組みましたか?具体的に紹介してください。

とくにありませんでした。強いていうなら楽しく作れたら良い、という方針で進めました。あとは、料理ができるふたりに逐一手順を確かめるようにはしていました。
得意なこと、できることをなるべく生かすようにすることを意識した。余った餃子の皮を挙げて、エビチリ蒸し餃子にかけるなど、食材を余らせないような工夫を最大限にした。

あやのさんが「どんな餃子が食べたい?」と聞いてくれて、私の好きなエビチリを餃子に閉じ込めてくれることになった。もう1種類作りたいというのは気づいた時には3人の中で共通になっていて、餃子に大葉を入れてみたいので、大葉と相性の良さそうなサバと混ぜてみようという話になった。
既存のレシピは見ずに、味付けも工程もなんとなくで進んだ。上手く行ってよかった。

キャンプ前日までのどのような餃子を作るかを決め、当日の朝業務スーパーで買い物をしました。私たちが目指した方向は、楽しく餃子を作って話し合うことだったため、3人で気楽に課題に取り組むことを一番の目的としました。私は作業速度が速い反面、細かいところまで綺麗にすることは苦手だったため、かりんちゃんに細かい作業ーーたとえば餃子の形を整えるなどーーはお願いして、お互いの長所や短所をうまく調和させる形で進めました。ゆきほちゃんは思ってもいなかったことを提案してくれる、素敵な創造性の持ち主だったため、斬新性や悩みについて相談・助言してくれました。総体的に3人でよく話し合いながら、餃子作りを進めました。

私たちのグループはできるだけ"文明に頼らない"がテーマでした。ニンニクもチューブではなく生のニンニクを買ったり、最終系のイメージは最初にフワッと持ちつつ、レシピは一切スマホで調べずに取り組みました。「ラポネーザ」、イタリア風の餃子です。あえて見た目は定番の餃子の形を選びつつ、ソースをトマトに変えたり、タネにバジルソースを仕込ませることことでイタリアに近づけました。

独創的な餃子を作りたく、このレシピに決めた。嫌いなものがある人のことも考えながら、ソースが別添えにすることにした。
餃子を作る際は役割分担をきっちりするというよりはそれぞれができること、やりたいことを率先してするようになっていた。レシピを見ないようになって、お互いに聞き合いながら、相談しながら作っていた。その結果、別に早く作ることはそこまで意識していなかったが、一番早く作り上げられた。しかし自分たち的にも満足感は高かったのでその点はすごくよかったと思う。

チャプチェ餃子。チャプチェを作り、それを包んだ。春雨が思ったより膨れ上がってしまったため、細かく刻んだ。牛脂が隠し味だった。
基本的に大きな分担はせず、全員で同じことをしていたと思う。一部、野菜を切る2人、餡を作る自分という時間はあったが、同じ机にいたため、疎外感はなかった。

グループでご一緒した文太郎さんが料理経験者だったため、料理のレシピや調理方法については文太郎さんにたくさん教えていただきました。しかし進めていく中で文太郎さんが「自分のペースで料理できないことが苦手かもしれない」という風におっしゃっていたことから、文太郎さんのレベルに少しでも追いつけるようにするのではなく、自分にできることは何かを考えるようになっていきました。文太郎さんが料理に集中していただけるよう私は調味料の用意やレシピについて考えてながら材料を選ばれている際には材料の計算係に徹するなど。互いに無理して相手に合わせようとするのではなく、それぞれのできることを大切にすることで、他班と比較して人数が少ない中でもより良い餃子を作れるよう努めました。

タイトル:オンマウンマ
方法・方針:簡単にいうとチャプチェと一般的な餡を混ぜて焼いた餃子。グループの人(みやりくさん)おすすめの料理系YouTuberの餃子作りの動画とチャプチェ作りの動画を私たちなりに合体した。最初はレシピ通りに作っていたが、チャプチェを作るあたりからうまくいかなくなり、感覚に頼りながら調理した。最終的には野菜たっぷりの愛情いっぱいな大判餃子が出来上がった。チームとしては、役割分担は明確に決めず、その時やる必要のある作業を自発的にやる形で進めた。その分3人で同じ作業をすることが多く、チャプチェがスライムのようになったり、羽根が作れず謎のネバネバが発生したりするハプニングも3人で笑いながら乗り越えることができた。

他のグループと差をつけるために、愛情を込めることを大切にしました。例えば、野菜を切る時、非効率を承知で3人で同じ野菜を順番に切るようにしたり、具だくさんで大きい餃子をつくることを心掛けたりしました。
役割分担はその場に応じてなんとなく役割を認識して調理したので、リーダーのような統括役はいませんでした。常に3人で話し合いながら進めたことで、作品に対して悪く言うことがなかったのが良かったです。

インターネットで餃子のレシピをいろいろ調べて、2人でスーパーの食材を見て決めた。基本の餃子のレシピを参考にえびときのこを追加する方針にした。調理のときはこころちゃんが肉をこねて自分が食材を刻むことで作業を分担した。餃子の皮で餡を包む時はももたも参加して3人で包んだ。焼くときは水を餃子が浸るくらいまで入れて蒸し焼きにした。水が少なくなったきたらごま油を入れて焼いた。

2b:(ビデオを担当したひとのみ回答)ビデオの制作は、どのような段取りですすめましたか?考え方、役割分担など、具体的にふり返ってください(つかった機材や編集用アプリケーションのことなど)。

撮影に使った機材:撮影者個人のスマートフォン(合計4台)、メディア貸出カメラ(1台)
編集に使った機材:撮影者個人のスマートフォン(合計4台)、MacBook Pro
編集に使ったアプリケーション:iMovie
編集方法:
①動画の構成をスケッチブックに書き込む(担当:あやかさん?)
(買い出し、包む、焼く、エンドロールなど計25要素ほど)
②構成の約3要素ごとに映像をPCに送信(あきとさん発案)
その際、各自のスマホで撮った映像の使いたい部分を短く切り取る(4~8秒)(担当:全員)
③送られた動画をiMovieにダウンロード、動画を繋げる(担当:えりこさん)
④2,3を繰り返す
⑤iMovieに音源をつける(担当:あやかさん)
⑥音に合わせ、映像カット(削除)の調節(担当:ももた(全員))
⑦エンドロール作成(担当:えりこさん)

各グループにつき一人カメラを持ってついて撮影することを決めて動き始めた。メディアで借りたカメラで全体を撮影したが、結局本編には入れなかった。スマホカメラで撮影したが、編集もしやすく機能も画質も十分だと感じた。編集は、わたしが音源探し、あきとが作業の段取りと調整、えりこちゃんがアイムービーで編集、ももたが細部の調整という分担で進めた。

特に大きな段取りをあらかじめ決めていたわけではない。買い物の様子は各班に撮影してきてもらうことになっていたが、心配になって(時間があったので)僕がスーパーに行って撮りに行った。餃子作りに取り掛かった時は、ひと班ごとに4年生ひとりが担当するように役割分担を行った。動画の構成はあやか手動で考え、えりこのパソコンで動画編集を行うことにした。構成通りに4人の動画をえりこのパソコンに全部取り込み、そこから取捨選択や、曲に合わせて動画の長さを工夫したり、強調したい部分の音を大きくしたりした。今回はiPhoneやiPadのカメラで撮影し、Macの編集アプリiMovieで編集を行うという、元から持っているもの、無料のアプリの組み合わせで、動画作成を行った。見て貰えば分かると思うが、クオリティは今までの動画と変わらないと思っている。変に背伸びする必要はなく、しっかりどの状況と、どのカットを撮って編集すれば良いかが一番大事だと思う。素材は多い方が動画のクオリティは上がっていくことが分かった。
動画を見れば、曲は副次的なものに見えるが、作成してみて、動画作りは意外と曲のテンポや長さに左右されるものであると分かった。曲に左右されない動画編集(曲が本当に副次的なもの)ができるようになった時が1番ホンモノの動画が作れるのかもしれない。

ビデオ担当4人に対して、ぎょうざ作りが4チームあったので、1人1チームに密着して、iPhoneで撮影することにしました。ビデオカメラと三脚でも全体を撮影していましたが、iPhoneの素材で足りたので、けっきょく撮った画は使いませんでした。
ぎょうざを焼いているあいだに、あやかちゃんが構成をスケッチブックにまとめてくれ、片付けが終わったら4人集まって編集を始めました。私のPCに動画素材を送ってもらい、iMovieのタイムライン上に、いちど全ての候補素材を並べました。長さが全部で10分ほどになったので、BGMを挿入して、それに合うよう素材をカット、取捨選択して、ちょうどよい長さに仕上げました。以上の作業がiMovieでは簡単にできて、今後のキャンプのビデオづくりでもおすすめしたいソフトです。
ビデオの雰囲気や構成に関して、あらかじめの相談は特にせずにすすめましたが、結果ふだんのキャンプに近いようなビデオにまとまりました。ぎょうざ作りを見ていると、料理対決の番組っぽさもあったので、字幕などを入れてみてもよかったかなと思っています。

3:(全員)今回は、買い出しから調理、実食、片づけというくらいの緩やかな内容でした。作業量や作業内容について、気づいたこと、感じたことなどを書いてください。

今回に限らず、即興的なふるまいがもとめられる共同調理や片付けなどの場面では、作業量をあんまりもらえずに終わることが多い気がしています。もっと積極的にみんなが洗い物をしたり片付けたりしている場面に参加してコミュニケーションのきっかけをつかむべきだったかもとも思いますが、作業の円滑さを考えると人が多すぎても困るというような作業環境だったと思うので、ある程度のゆるい役割が与えられていたらわたし個人としてはもっとやりやすかったかもしれないなと思いました。
買い出しや調理等、負担に感じた点はなく、楽しく行えた為、作業量はちょうど良かったとおもう。その一方で、片付けの担当が決まっていなかったので、片付けをするメンバーが大体一緒で負担が大きいと思った。そこもうまく負担を分散させるのがいいのかなと思う。

餃子を作ったところまでは適度にやることがあって、作業量もちょうどよかった。おかもちの話ができたことはとてもよかったけれど、夜が長かったので各グループで餃子のレシピを作って冊子になったら楽しそうだなと思ったりもした。どの餃子も美味しかったので自分でも作りたい、、という気持ちから来ている部分もある。

ちょうどいい作業量だったと思う。集合も早すぎず、解散も遅くなく、もっと一緒にいたいなと言う気持ちで終わることができた。キャンプ後の火曜4限の空気感が、いつもより穏やかでホーム感があったように感じた。

最初のチームビルディングとしてちょうど良い作業量・作業内容だったと思う。

楽しかったんですが、思ったより作業量が多かったです。メリハリをつけて作業することの大切さに気づきました。

都内に住んでどれだけ休まりたくても数分刻みの電車に乗って忙しない空間で生きざるを得なかった中で、夕方から携帯で時間を確認しない緩やかな時間を過ごせました。今回「50個分の餃子を3000円以内で」という指定のみで他は私たちに委ねられていたと思っているのですが、大人数でごはんや一夜を明かす際の想像力が作業量や作業内容時間に大きく影響しているなあと思いました。例えば飲み物ひとつとっても餃子だけのことを考えていたらこぼしていた部分だったかもしれないけど、そういえばこの人数の飲み物はどうするのがいいだろうとか焼くのに時間かかるからできるだけ早く包み終わるタネにできるといいかも...!とか、わたしたちが与えられる環境の前提条件の想像力を膨らませながら買い物をしていました。想像力を意識すると、他のチームの細やかな想像力にも目を向けられるようになる、そんな緩やかな気の流れを感じられたのも心温まりました。

作業量としてはだいぶ緩やかでよかったと思う。しかし細かい作業も多かったためその後の疲れは多少あった。片付けもみんなでやった点もグループを超えた会話が生まれていてよかった。しかし自分たちも途中途中で片付けていたら全体の負担を減らすこともできたのではないかと思う。

4年生にとってはかなり現場力を試された機会になった。段取りが正確に決まってなく、その場その場で先のことを考えて動かなければならなかった。しかし、そこも長くみんなと付き合ってきたわけもあり、なんんだかんだ上手くいった気がする。ぐるわをしているメンバーに関しても、「一緒に料理」をするというワークはとても良かったのではないかと思う。ほどよく役割分担がなされ、他のグループからの協力も借りて、良いグループワークができていた。

作業量としてはゆったりしていたし、夜に時間が多く余っていてよかった。グループワークにすぐに入らず、テレビを見たり少し話したりできたことも今後につながると思う。

ふだんのキャンプでは朝から夜遅くまで作業が続き、最後には疲れ切っていることが多いですが、今回メインミッションが早めに終わったことで、体力的にも余裕をもって、余白の時間をおかもちグループワークに使ったり、夜遅くまで話したりしていたのが印象的です。作業量はちょうどよく、もう少し長くても大丈夫だな、という感覚です。今回くらいの余裕があると、疲れ切らずに直後にきちんとふりかえる余裕があり、個人的にはよかったです。

加藤研全体の雰囲気がわからない状態で迎えたキャンプは、楽しみすぎたあまり難しかった部分もありました。キャンプ全体としての目的と加藤研の雰囲気との間にギャップがあるように感じ、その間で揺れ動いていました。文太郎さんを中心とした、ほぼ初めてお話しする加藤研の方々お一人お一人との間での自分の振る舞いを模索することにいっぱいいっぱいになってしまい、キャンプ全体における自分の役割について、もっと考えられることがあったのではと反省しています。

グループの仲を深めるには丁度いい作業量であったと思う。忙しくなりすぎず、暇になりすぎずという感じだった。お互いのことをまだ知れていないなか、「餃子を作る」という同じゴールのために試行錯誤していくことでチームとしての一体感が生まれた気がした。また、自然と話のネタも見つかり、渋谷でのフィールドワーク時に感じていた気まずさを全く感じずに過ごすことができた。ただ、コンロが1つだったためどうしても全チームの餃子づくりの完成時間が遅くなってしまい、後になるにつれて「義務感」が強くなってしまったのは正直あった。最後らへんは2グループ同時に焼いていたのだが、それはそれでチームの垣根を超えたコミュニケーションが生まれていい空間だった。なにが良かったのかは分からないが、交流はどこでも発生すると改めて気づくことができた。

調理の安全性を確保するためにも、緩やかであることが重要だと感じました。また、作業内容がちょうどよかったので、効率や時間を気にせず、純粋にグループワークを楽しむことができました。もし厳しい時間制限があったら、料理上手な人が中心になり、作業量に偏りが出る可能性があったと思います。3人の作業量が均等だったことが良いチームワークを保つ秘訣かもしれないと感じていました。

2種類の餃子を作ったグループがありましたが、あの作業量をどのようにこなしたのか気になりました。

買い出しのときは値段が決まっていたので湘南台でも安めのスーパーないって食材を買い、足りない分を他のスーパーで買った。他の班は3人に対して2人だったので、こころちゃんが肉を粘り気が出るまでこねている間に自分が食材を刻んで分業することで餃子の餡を作り上げた。2人で作業をしたので、3人だったら餡を作りながら餃子のタレを作れたのでもっとこだわれたと思った。

4:(全員・オプション)今回の試み全般について、感想やコメント、要望などを書いてください。

次もう一度餃子でやりたい気持ちです!回を重ねるごとに餃子のタネを挑戦してみたり前回からの変化を楽しんだりしたいと思いました!
また緩やかに少し緩い感じでSBCでキャンプするのもいいと思った。次はご飯は自分たちで作ってもいいし、食べてきてもいいし、頼んでもいいなど、自由な共食にしてみてもいいと思う。

スクラップボックスにも書いたが、最年長という役割を一番実感できるのがキャンプであると考える。東岐波キャンプの時からも少しだけ感じていたが、新規生が多くなった今回の方がより、その力が試されたと思う。それは現場力にもつながってくるような話で、段取りもかなり自分たちで決めて、頼るのではなく頼られる存在になっていた。次回のキャンプで最後になってしまうが、視野を広げて動いていきたい。

・最初の採点基準の案でホワイトボードに書いてあった「グループの雰囲気」とかは、本当に点数にしたら意味がないだろ、と思っていたのでなくなってよかった。
・別に好きだった餃子を発表するくらいは健全なことだとは思うので、とりあえず点数性をやめてくれてよかった。点数発表されたら割と怒っていたと思う。点数つける側もやりにくいとは思うけれど…

今後のキャンプのビデオづくりでも、iPhone撮影を取り入れるのがよいなと思いました。画質も遜色ないと感じます。小回りが効き、ドキュメント感が良く出たなと感じます。

今回のキャンプが加藤研の始まり、という感じが正直しました。
今学期を複雑な心境を抱えて臨んでいる先輩方の姿も知っていましたし、温故知新なんて言えるのはこれまでの加藤研に対する理解が及んでいないためだとは思いますが、前と同じにすることは出来ずともこれはこれでよかった、と思えるような加藤研になるよう努めていきたいと思います。
忘れてはならないことは、今当たり前のように享受できてしまっている、人との関わりも、これまでの3年間の中では当たり前ではなかったということです。そんな中でも私たちのために四年生の方がさまざまな準備をしてくださったことに対する感謝の気持ちを常に忘れないでいたいです。

SBC自体も家族以外との餃子作りも初めてだったため、全部が新鮮なキャンプだった。グループ内での空気感が変わったのはもちろん、グループ以外でも、たくさん知り合うことができた。シャワー後のドライヤーをしている時間や寝る前の深夜の女子会など、お互いを知るための時間が多く、「気づいたら話しすぎている」ということが何度もあった。チャンスがあれば、学期最後にお互いのことをある程度知った状態でまたキャンプがしたいと思った。

お互いの日常を垣間見ることで、距離がぐっと縮まった気がします。家族と料理をする経験はありましたが、こんなに楽しい餃子づくりは初めてでした。次回のイベントでは、おでんや鍋などの汁物の料理に挑戦してみたいです。

自分は20の代なので入学してから今までコロナで対面の大学らしいことをしていなかっまので今回のキャンプは大学生らしさを感じて楽しめた。対面で同じ空間と時間を共有することで生まれる独特の雰囲気はオンラインでは味わえないものなので、対面で共にいるということは大事だなと思った。