鹿沼で考える・つくる
つぎは鹿沼(栃木県)へ。ぼくたちのポスターづくりのプロジェクトは、今年の9月に10年目に入りました。今回が34か所目になるのですが、(なんとなくゴールがちらついてきたようで)いままで以上に47都道府県コンプリートを意識するようになりました。それで最近は、地図やリストを見ながら「未踏」の府県を確認しながら、行き先を決めることにしています。
まだ栃木県では「キャンプ」を実施していないので、誰か「窓口」になってくれそうな人を探そうと思い、斎藤和真さんに連絡してみました。斎藤さんは、加藤研の活動を知っていてお声がけいただいたことがあり、そのご縁で2016年には彼の活動拠点である富士吉田で「キャンプ」を実施しました(→ 「富士吉田キャンプ」の概要)。「キャンプ」でおこなうポスターづくりの主旨やすすめ方など、よくわかっていて、いろいろスムースにすすんだことが記憶に残っています。それで、「栃木に誰か知り合いは…」と、誰かを紹介してもらおうと思って打診したら、なんと斎藤さんは栃木(鹿沼)の出身だったという偶然。幸運。けっきょく、ふたたび斎藤さんにお世話になるという展開です。
ゲストハウス・CICACU(http://www.cicacu.jp/)の辻井まゆ子さんともつないでいただいて、逗留場所も無事に決まりました。日程については、いろいろな事情で調整・再調整が必要でしたが、無事に確定。
10月15日(月)、久慈麻友と日下真緒(加藤研3年)とともに、下見に出かけてきました。斎藤さんと辻井さんのガイドで、10:00〜17:00まで。ナトリパン(+タングロン)ではじまって、斎藤さん実家、川(虎岩)、古峯神社、安喜亭(ラーメン)から、市役所、彫刻屋台村、CICACU、ネコヤド路地、ニュー平和(喫茶)、三乗堂まで。ほぼ、事前に送ってくれた下見のスケジュール表どおりの、とても充実した一日でした。ありがとうございました。これを書いている時点で、取材先や印刷、展示場所など、まだ調整すべきことがいくつもあるのですが、すでに述べたとおり、事情をわかってくれている(はずの)斎藤さんに勝手に甘えながら、残りの準備をしようと思います。(2018/10/17)
わずかな滞在時間ですが、まちを歩くこと、人と出会うこと、「ちいさなメディア」をつくること/流通させることの可能性や意味について考えてみたいと思います。最終日(28日)には、ポスター展と成果報告会をおこなう予定です。
- 日時:2018年10月26日(金)〜28日(日)(原則として現地集合・現地解散)
- 場所:鹿沼市(栃木県)
- 本部(作業):CICACU(〒322-0067 栃木県鹿沼市天神町1704) http://www.cicacu.jp/
- 参加メンバー(加藤文俊研究室):21名(教員 1名・学部生 19名・大学院生 1名)
上:CICACU|中:豚そば|下:虎岩(いずれも2018年10月15日撮影)
スケジュール
10月26日(金)
- チェックイン
- 18:00〜18:30 集合 CICACU(〒322-0067 栃木県鹿沼市天神町1704)
- 18:30〜 オリエンテーション・交流会
10月27日(土)
- 10:00ごろ〜 フィールドワーク・インタビュー(グループごとに行動・取材先に応じて随時スタート):2名のグループで、インタビュー先に出かけて話を聞きます。もちろん、写真も撮ります。
- 14:00ごろ〜 アイデア出し・デザイン作業(グループごとに行動):フィールドワークで集めてきた素材をもとに、ポスターのデザイン/編集作業をすすめます。
- 18:00ごろ 夕食
- 19:00ごろ〜 アイデア出し・デザイン作業(つづき)
10月28日(日)
- 8:00 ポスターデータ入稿:データ提出(時間厳守)→ 印刷へ
- 10:00〜 展示準備・設営 会場:まちの駅 新・鹿沼宿 芝生広場(〒322-0053 栃木県鹿沼市仲町1604-1)
- 12:00ごろ〜 「鹿沼の人びとのポスター展」
(12:30〜 成果報告会;13:30〜 ふり返りビデオ鑑賞・まとめと講評) - 14:00ごろ 片づけ・解散