まちに還すコミュニケーション

場のチカラ プロジェクト|Camp as a participartory mode of learning.

浜松キャンプ2

浜松で考える・つくる

(最終更新:2022-11-22)
COVID-19の影響下にあって、宿泊をともなう活動ができずにいましたが、少しずつ制限が緩和され、9月末にはおよそ3年ぶりで「宿泊型」(1泊2日)の「仙台キャンプ」が実現しました。
47都道府県の踏査については、残り1府6県になったのですが、目指すべき未踏の場所はどうしても遠距離の移動になるので、なんとかして時間とコスト(旅費)を捻出する必要があります。コンプリートに向けて、きちんと計画を立てないとなかなか難しそうです。

【きっかけ|つながりの系譜】「仙台キャンプ」は、9月の末に実施しました(学事日程上は春学期)。ちょうど具体的に秋学期の計画を立てはじめるタイミングで、上記のとおり移動にかかわるコストについて考えました。コンプリートはもちろんですが、まずは「ステイホーム」の状況から解放されて、宿泊型での実施に慣れることも大事です。「仙台キャンプ」の下見に出かけたさいに、秋学期からの加藤研メンバーに3人の静岡県出身者がいることがわかりました。「浜松キャンプ」はすでに2011年の秋に実施していますが、移動距離のことも考えると、フィールドとしてはちょうどよさそうです。

そして、なにより尾内さんが浜松にいるので、話をしてみることにしました。尾内さんは、「ものづくり」を介したコミュニケーションについて調査研究をおこなって、修士論文を書いた卒業生です*1。2014年に修了し、その後、浜松に移り住んで暮らしています。尾内さんなら「キャンプ」のことはよくわかっているし、なにより編集者として仕事をしているので、いろいろと話が早いはず。もちろん、いろいろな手間をお願いすることになりますが、打診してみたところOKとの返事でした。その後、実施に向けて細かいやりとりしながら準備をすすめることができました。
そして、11月12日に学生たちとともに浜松まで行って下見や打ち合わせを済ませてきたところです。「キャンプ」の準備のことはもちろんですが、ひさしぶりに浜松で尾内さんに会って、あちこち案内してもらえたのが嬉しかった…本番が楽しみです。

浜松キャンプ2」では、浜松の人びとを取材し、翌日にポスター展と成果報告会を開きます。今回は、尾内さんの職場であるHOME Hamamatsuをお借りして、作業の一部と成果報告会をおこなう計画です。

  • 日時:2022年11月26日(土)〜27日(日)(現地集合・現地解散)
  • 場所:浜松市
  • 参加メンバー(加藤文俊研究室):19名(学部生 18名・教員 1名)*11月20日現在

スケジュール

11月26日(土)
  • 12:00 集合:浜北駅(遠鉄電車)*昼食を済ませて集合 → 駅からHome HAMAMATSUに移動
  • 13:00 オリエンテーション 会場:Home HAMAMATSU(〒434-0041 静岡県浜松市浜北区平口5584-7)
  • 13:30〜15:30ごろ インタビュー(ペアごとに行動・取材先に応じて随時スタート):できるかぎり取材協力者の日常(仕事の現場)に接近して、その「生きざま」をとらえます。
  • 16:00ごろ〜* アイデア出し・デザイン作業(ペアごとに行動):インタビューで集めてきた素材をもとに、ポスターのデザイン/編集作業をすすめます。*16:00以降の作業場所については要調整
11月27日(日)
  • 00:00 ポスターデータ入稿:データ提出(時間厳守)
  • 8:30ごろ〜 ポスター印刷
  • 10:00ごろ〜 展示準備・設営 会場:Home HAMAMATSU(〒434-0041 静岡県浜松市浜北区平口5584-7)
  • 11:00〜 「浜松の人びとのポスター展2」
    (11:00〜 成果報告会 → ふり返りビデオ鑑賞・まとめと講評)
  • 12:30ごろ〜 解散

写真は2022年11月12日(土):下見と打ち合わせ

*1:尾内志帆(2014)「ものづくり」を介したコミュニケーションの研究 : 和歌山県田辺市を事例として 修士学位論文: 慶應義塾大学(政策・メディア), 2014.9.21