まちに還すコミュニケーション

場のチカラ プロジェクト|Camp as a participartory mode of learning.

桜丘フィールドワーク

2018年夏季休校期間中実施「特別研究プロジェクトB」

特別研究プロジェクトB
コミュニティリサーチのデザインと実践(2018)

再開発の波が押し寄せてくる前に、桜丘町(東京都渋谷区)を歩いておくことにしました。外周およそ1.6㎞、「…丁目」の設定がない町です。短期集中型のプロジェクトですが、短期集中的に界隈のいろいろな店にも行ってみようと思います。

本研究プロジェクト(特別研究プロジェクトB)は、地域コミュニティの調査方法のデザインおよび実践について、フィールドワークやワークショップをとおして学ぶものです。具体的には桜丘町(東京都渋谷区)を対象地とするフィールドワークをおこない、まちを定性的に理解するための方法や態度について学びます。
まず桜丘町エリアを概観し、個人によるフィールドワークをもとにいくつかのテーマを抽出し、グループによる調査をデザイン・実施する予定です。8月9日(4日目)までに収集したデータは、各自が整理・編集し、9月21日(5日目)までに成果物をまとめます。

本プロジェクトでは、フィールドワークを活動の中心に据えていますが、全体の学習プログラムは「モバイル・メソッド(http://mobile-methods.net/)」(大学院プロジェクト科目)との接続を意識しながら設計を試みています。たとえば、Büscher、Urry、Witchgerら(2011)が提案する「モバイル・メソッド」の視座や「ロケーティブ・メディア(locative media)」研究(たとえばWilken & Goggin, 2014)の動向をふまえて、人、モノ、情報、アイデア等の「移動」に関わる調査・研究と、デザインリサーチやソーシャルファブリケーション領域との関連づけるものです。
参加条件・その他については大学のオフィシャルサイトにある「特別研究PJ」のページ(https://vu.sfc.keio.ac.jp/sp_project/index.cgi?mode=2)を参照。

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受入予定人数 10名程度

履修条件 原則としてこれまでに加藤が担当する「研究会」で1学期以上活動していること(2018年度秋学期から新規履修希望/予定の学生については要相談)

 

スケジュール

8月5日(日)渋谷(桜丘町)

  • 14:00〜16:00 イントロダクション:フィールドワークの方法と態度、プロジェクトの構成・スケジュールの確認
  • 16:00〜18:00 フィールドワーク(1):全員で歩く(スケールの共有・フィールドへのエントリー

8月6日(月)渋谷(桜丘町)

  • 10:00-12:00 フィールドワーク(2):一人で歩く(テーマの発見)、考現学的フィールドワークと風俗採集
  • 13:00-15:30 レビュー:フィールドワークのレビュー、テーマの抽出・グループ分け、ディスカッション

8月7日(火)渋谷(桜丘町)

  • 10:00-12:00 フィールドワーク(3):グループで歩く
  • 13:00-15:30 レビュー:フィールドワークのレビュー、ディスカッション

8月9日(木)SFC

  • 10:00-12:00 データの整理:フィールドワークで収集したデータの整理・マッピング、資料検索・ブックマークの作成
  • 13:00-16:00 まとめ(中間):4日間のふり返り、9月までの課題整理(作業分担など)

9月21日(金)SFC

  • 10:00-12:00 成果の公開:作業の進捗報告、調査のデザイン、成果の公開
  • 13:00-16:00 まとめ:「的な桜丘」に向けて、まとめと講評