まちに還すコミュニケーション

場のチカラ プロジェクト|Camp as a participartory mode of learning.

フィールドワーク再考(3)

特別研究プロジェクト Day 3

2020年9月26日(土)@SFC

●午前の部

あいにくの雨。午前中はオンライン(Zoom)でレクチャー。成果を形にすること(たとえばつい数日前にNueyのプロジェクトブックをもらった)、プロセスもプロダクトも。LeavyのChapter 1 "Introduction to Social Research" (pp. 3-22) の続き。とくに、philosophical elements of researchとpraxis elements of research、そしてまとめの表(Table 1.4)について。要は、じぶんの調査研究のポジショニングを意識すること。

f:id:who-me:20201011110939j:plain

 

●午後の部

ぷち演習3:「教室」をさがす
午後の「即日課題」では、グループに分かれてキャンパスを歩き、「教室」として使えそうな場所をさがして、具体的な(=つまり、実現可能なレベルの)提案をすることを目指す。【所要時間:150分程度】

お互いに距離を保ちつつ、資料は共有したいし、声も届けたい。いろいろと考えてみる。オンライン化のときに、あれこれと工夫したように、「外」を使うときにはもっとアイデアが必要。やはり、いつもの「教室」をつくろうとしてしまうのだろうか。大切なのは、“集まり”としての一体感。そして、いくつもの〈声〉が自由に飛び交うこと。

  • 25名くらいの集まりを想定する
  • 「研究会」としての活動を実現する(つまり、プレゼンテーションや意見交換のコミュニケーションを実現する)
  • 道具や環境条件(タープ、スツール、スクリーン、プロジェクター、電源、その他)の必要性/活用方法はじぶんたちで考える
  • 既存の環境を転用したり、一時的に利用することはもちろん可能

現況(BEFORE):現況の写真を撮って、“平常時”がどうなっているかを示す。
利用(ON USE):現況の写真の上に書き込むなどして、実際に場所が「教室」に転用されているようすを示す。

 

1:学生ラウンジ(サブウェイ)屋上

f:id:who-me:20200928072858j:plain

サブウェイの屋上には、電源・白っぽい壁・wi-fiが備わっているので、従来の研究会のようにプロジェクターを投影し、プレゼンを行うこともできる。
ただ、それ以上に、大きな壁が4面もあるので、各グループや発表者たちが壁を各々の空間として使うことができる。そのため、プロジェクターにはできなかった多様な表現が可能になる。
また、歩いている人と目線が合わないため、邪魔されることがないという安心感がある。メディア・サブウェイ・自動販売機が近くにあるので、ドコモハウスよりも場所としての利便性は高い。

 

2: アリーナ前階段

f:id:who-me:20200928072824j:plain

アリーナ裏の階段は、研究会にぴったり。屋外なので、開放感があり25人でも感染リスクの心配は少ない。
2m離れていても、一体感を損うこともない。階段の段差は、シータ館などの大教室を彷彿とさせる。
周りから遮断されていないことで、通りがかりの学生も気軽に研究会の聴講ができる。
短所としては屋根がないことだ。グラウンドの体育と時間帯が重なった場合、音が気になることも考えられる。また、アリーナとグラウンドを繋ぐ階段を使うため、人の通行を妨げてしまう可能性がある。電源が近くにないため、各自充電を十分にしておく必要もある。生協や教室から離れた場所に位置しているため、移動に時間がかかることも短所の一つだ。

 

必要なもの

  • スツール×12以上
  • 座布団×14
  • ブルーシート
  • 各自パソコン
  • (先生用の良い座布団)

 

3: ゲストハウス

f:id:who-me:20200928072805j:plain

f:id:who-me:20201010232804j:plain
f:id:who-me:20201010232758j:plain

ここはセミナーゲストハウスの裏にある小さなステージ。偉い人が泊まるらしいが、普段は使われていなく人通りも少ない。それだけでなく、正面に人が来ても研究会を行っていることが分からないのがこの場所のいいところ。
右側にあるグレーの塀に、プロジェクターでスライドを映す。2mの距離を保つために、発表者はその塀から2つ目のブロックまでしか自由に動くことが出来ない(赤いエリア)。そこからさらに5つブロックをあけて椅子を設置する。測ってみたら25脚おけるため、加藤研全員が座れるだろう。すぐそこのドコモハウスから椅子を取って来るのもよし、My椅子を持ってくるのもよし、持ち物がきっかけに会話が弾む自然豊かな青空研究会だ。

必要なもの

  • 使用許可
  • ドコモハウスからプロジェクター
  • 各自好きな椅子、クッション
  • 電気、電源
  • 屋根
  • 雨の日はムヒ

ドコモハウスとの併用もいけるか

 

4: オミクロン(ο)棟 吹き抜け

f:id:who-me:20200928072730j:plain

f:id:who-me:20201010233352j:plain
f:id:who-me:20201010233358j:plain

この場所はオミクロンにある、吹き抜け。一番の魅力は、立体的に空間を使うことで、全員の顔を互いに確認できること。周囲にベンチがあるので、持参するスツールは少なく済ませることができる。密室に見えるが、側面にドアがたくさんあるので、換気もしやすくなっている。野外だと雑音に混じって、プレゼンの声が聞きにくくなってしまうが、この場所は声が響くので聞きやすい。風雨に晒されることもなければ、蚊に刺されることもありません。唯一の欠点は、人の往来があるスペースであるため、邪魔であることは間違いないこと。

必要なもの

  • スツール×約20個(自分の分は自分で持っていく)
  • プロジェクター(必要であれば)

 

5:諭吉像前の芝生

f:id:who-me:20200928072844j:plain

1:芝生だから
SFCにたくさんある階段の段差を利用して、プレゼンターとオーディエンスの構図を作るのも良いと思ったけれど、2コマ分の研究会を乗り切るためには、コンクリートの階段は快適じゃなさすぎる。ということで、芝生を選んだ。スツールに座ってもいいし、休憩のときにはレジャーシートで寝そべるのもアリかもしれない。

2:日差しが当たるから
芝生や緑があるところを探した時、意外と茂みのようになっているところが多く、木で日差しが当たらなくなってしまう。これからの時期、日中、日が当たらない所は、研究会がある15:00~18:00頃、更に暗くなってしまうので、芝生がある中でも、日差しが当たるところを選んだ。紐に豆電球を吊るせば、5限はおしゃれな研究会になりそう。

3:プロジェクターを映せる
日差しが当たる芝生の中でも、木があるところはポイントが高い。木を利用して、布を張ることで、プロジェクターを映すことができるから。この場所は、人通りが多いから、何もないと人目が気になってしまうけれど、通路と私たちの間に、一枚布を挟むことで、気にならなくなる。それに、布があれば声も聞き取りやすい。

懸念点

電源につなぐとしたら、メディアの1階にある飲食可能スペースの窓からになる。その際、コードが通行人に引っかかってしまう可能性がある。また、通行人の晒し者になってしまう可能性がある。

必要なもの

ドコモハウスから持ってくる

  • プロジェクター
  • レジャーシート
  • クッション
  • スツール
  • fkのいつものソファー

買わなきゃいけない(かもしれない)

  • 豆電球

各自持ってきたらいい感じ

  • お気に入りの椅子やクッション
  • おやつ